どうも、肉食系WEB野郎、覆面パンダ(@haikeifukumen)です!
ああああああ!!仕事早く終わらせてぇぇぇぇぇぇぇんん!!!!
世に働いているビジネスメン&ウーメンの誰しもがこんな悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。
僕も例にもれず、
「早く仕事を終わらせて好きなことをする時間をとりたい!」
「早く帰らないと嫁にしばかれる!」
と常にそんな感じで頭を悩ませクリスティです。
そんなわけで、日頃そういう方法や題材の本とかを探している僕なんですか、今回はふと知り合いから教えてもらいかなーりいい感じな本があったんですね。
その名も「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という本です。
近所の書店でもビジネス書のランクインしていた本で、読んだ方もいらっしゃるんじゃないかとは思いますが今回は、感想や学んだことを書き記そうと思いまっする。
「仕事をはやく終わらせて自分の時間を持ちたい!」「残業とはおさらばしたい!」という方にオススメっすよ!
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」とは?
元マイクロソフトの伝説のプログラマーが書いた超速で仕事を終わらせることテーマにした時間術の本です。
Windows95の制作チームだった著者である中島聡氏がこの40年間で培った効率的な仕事の仕方を自身の人生のエピソードとともに紹介していく構成になっています。
この中島氏、小学生の時から宿題や授業の効率化を図っていた恐るべき子供で、夏休みの宿題は前倒しで終わるは当たり前、日頃の授業も予習を行ない、授業で答え合わせをするのが1番効率的と自分で気づきそれを実行するという半端ないポテンシャルを持っている人でした。
そんな中島氏が「仕事は拙速を尊ぶ」という信念のもと、いかに納期までにきちんと仕事を終わらせるかを考え、効率的に終わらせるかを考えた結果生まれた「ロケットスタート時間術」について解説してくれています。
主な内容として、大きく分けて前半部分の1~3章と後半部分の4~6章があり、前半部分では中島氏のエピソードを含めつつ終わらない人の特徴と時間を制すことのメリットを、後半部分では実際の「ロケットスタート時間術」の使い方になっていますので、今回はそれぞれをざっくりと紹介して行きましょう。
1~3章 仕事が終わらない人の特徴と時間を制すメリットとは
冒頭の1〜3章では中島氏の職場でのエピソードや、仕事が終わらない人の特徴やその理由、さらに時間術を制することのメリットやどうなるかをまとめています。
その中でも僕の印象に残った部分を抜き出してみました。
仕事が終わらない人の3つの理由
中島氏は仕事が終わらない人の理由を下記に集約しています。
- 安請け合いをしてしまう
- ギリギリまでやらない
- 計画の見積もりをしない
いかがでしょう?
僕の場合は楽勝で3つの条件を満たしていたので、これはやばいと痛感し、半ば興奮しちゃいました。(切実)
特に計画の細かい見積もりを出すのが苦手&仕事を安請け合いしちゃう僕としては、痛いところを突っ込まれたようで、本を電車のなかで読みながら思わず「うおおおおお」って叫んじゃいました。
会社での立場的なものもあり、やってくる仕事をついつい受けまくっちゃうハッスルボーイな僕なので、本の内容で「明確に終わらない理由はこれだ!」と書かれていたこともあり、すんごく反省。
しかし、逆に言えば、これらをしなくなれば仕事が早く終わるんじゃん!と明確に気づけたのでそこは非常に助かりました。
覆面パンダ
時間を制することで得られる3つのメリット
3章では時間を制することのメリットを3つ紹介しています。
- リスクを測定できる
- 目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる
- 誤差に対応できる
「スケジュール通り終わるかどうか・間に合うのか」のリスクを測定できれば、前倒しができて余裕のあるスケジューリングができ、会社や上司、メンバーに迷惑をかける心配は減ります。
また、きちんとした時間の見積もりを意識していれば、不測の事態になっても対応することができます。
ギリギリにやっていたり見積もりが甘いと、何かあった時に結局仕事の質を下げてしまうか納期に間に合わない…なんてことが頻発してしまいますよね…。
早く帰れないどころか最悪徹夜だったり、「すいません…間に合いませんでした」なんて上司やメンバーに報告し迷惑をかけてしまうことも。
覆面パンダ
4〜6章 ロケットスタート時間術の使い方とコツ
ってなわけで前半に時間について色々説明をしたうえで、後半の章では仕事を終わらせるための方法であるやロケットスタート時間術」の方法や考え方を紹介しています。
その中でも印象に残った部分をピックアップしていきマッスル。
100人に1人もできない、あることとは?
中島氏本書の中で、今まで数多の優秀な人と仕事をしてきましたが、彼が仕事をするうえでもっとも大切だと考えている「あること」をきちんとこなせている人は100人に1人もいなかったそうです。
そのあることとは「常に締め切りを守ること」です。
細かく言うと、「常に締め切りを守れるような仕事の仕方をすること」です。
確かに、これを読んで僕も自分のハートに「締め切りを守れるような仕事の仕方をしていたか?」と聞いてみましたが、答えは「NO」でした。
覆面パンダ
ロケットスタート時間術のやり方
さて、実際にロケットスタート時間術とはどんなものなのか、ざっくり流れというかポイントを挙げると、
- すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終わる納期を導きだす。
- 最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際にその期間中に仕事量の8割を終える
- 万が一、2割の期間内でほぼ完成まで持っていけなかった場合は、「危機的状況」と判断しスケジュールの見直し・延長を交渉する。
- 2割の期間中は「マルチタスクをやめる」・「界王拳を使う」・「仮眠をとる」で仕事の効率を上げる
でごわす。
あんまりイメージできないと思うので具体的に「ロケットスタート時間術」を落とし込むとこんな感じです。
①例えば、10日間が期限の仕事の場合に、まず最初の2日間をスケジュールの見積もり期間とする。(上司からふられた場合、「スケジュールの割り出しのためにまず2日間やらせてください!」とか言っとく)
↓ ↓ ↓
②ここが最大のポイントなのですが、とにかくこの2日間で仕事の8割を終わらせます。本当にそれのみに集中するために、すべてをシャットアウトします。なので電話やメール、MTGも全て予定にいれません。フルシカトです。
ここで超集中するために中島氏がイメージしているのが「界王拳」です。
[aside type=”normal”] 界王拳とはドラゴンボールの主人公である悟空が使う必殺技の一つで、使用すると赤いオーラにつつまれ一時的に戦闘力が劇的に向上します。作中では2倍~20倍界王拳が使用されており、その名の通り戦闘力が○○倍になるのです。でもそのあと代わりに激しい疲労とともに戦闘力が激減します。 [/box]なので、この期間中は20倍界王拳を使っているイメージで、普段の自分の20倍の力が出ていると想像しながら取り掛かります。ネタでもなんでもなくガチです。
↓ ↓ ↓
③この2日間で仕事の8割が終わったら、残りの8日間は余裕をもって流す感じで取り組みましょう。残りの2割を終わらせたりクオリティアップに時間を使いましょう。
終わらなかった場合は、期限内に終わらない可能性が高いのでスケジュールの見直しをしましょう。
ここでポイントなのが、2日間でほぼ終わったからといって、早く仕上げて仕事を終わらせる・提出してはいけないことです。
あくまで目的が期限内に終わらせることなので、そのために最初の2日間でロケットスタートという若干無理をして取りかかったのに、これで早く終わらせてしまうと早く終わるものと判断され別の仕事が振ってきます。
具体的な流れにするとこんな流れになります。
いかがでしょう?
個人的な感想だと「ロケットスタートの期間、それのみに集中は結構キッツイなw」でした。
とはいえどうせ間に合わなくなって徹夜したりギリギリに本気出すんなら、最初から限界近くで本気出して前倒しできるようにした方がはるかに効率的だなとは思います。
覆面パンダ
これくらいやんないと日頃の行動パターンは変わらないんだなと思ったので、今度使ってみようと思います。
実際に読んでみて個人的に学んだ3つのこと
今回読んでみて、中島氏がスピード感を持って仕事を終わらせていた時間術から個人的にここが大事なのかなーと学んだポイントは下記の3点です。
- 絶対に「締め切りを守る」ことを意識する大切さ。
- ロケットスタート時間術を使って集中する時間を前倒しすることの重要さ
- 余裕をもったスケジュールを持つことで仕事のクオリティが上がること
他にも色々細かい部分があるのですが、列挙したらキリがないので、3点だけにまとめています。
とはいえ上記3点を意識して仕事をするだけで今の自分の仕事の仕方の改善点が浮き彫りになったので、いい収獲です。ぐっへっへ。(スケジュールの立て方とか、終わらない人の特徴もろ当てはまってたとか…)
ってなわけで実際に仕事に活かしてみた
なのでただ意識するだけもあれなので、読んで学んだことを踏まえてみて、実際に下記を仕事の中で取り入れる&実行してみました。
- 毎日ポストイットに朝の5分でタスクを書き込み、終わるごとに消していく作業をする
- 「なる早」という言葉のやりとりをやめて明確に期限を決めるようにした。
- 午前中に「界王拳時間」を1時間~2時間設けその時間はすべてをシャットアウトするようにした。
- 効率化、自分の目標のために改善点や自分のアイディアを社長に直談判してみる。
実はこの本には時間術だけでなく、それに基づいた中島氏の仕事への考え方や姿勢に関することも多分に含まれてます。
その中には自分の仕事や会社のために、上司やさらにそのさらに上の上司にも意見をだすことも辞さないというビジネスマインドも書かれていたので、僕もそれに倣って色々やってみました。(中島さんはマイクロソフトの本社で働きたいがためにビルゲイツにも「次世代OSを作りたい」と直談判をしたそうです。やべえっす。)
結果として、おかげで自分のスケジュール管理能力と、仕事を終わらせるスピードは劇的に向上しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読んでみて、僕の場合はかなり発見と驚きが多く買ってよかったなーという気持ちが大きかったです。
実際に書かれていた時間術や仕事への姿勢を取り入れてみたところ、劇的にスケジュール管理が上手くなったし、仕事のクオリティも格段に上がった気がします。
覆面パンダ
早く仕事を終わらせる=すぐ帰れるようになったというわけではないのでまだまだ改善の余地はありますが、個人的には「早く帰れるようになりてぇ!」「仕事を終わらせたい!」という人にとってロケットスタート時間術は結構役に立つだろうなと思います。
それ以外にも細かい色々ためになることが書いてあるので、興味を持った方は手に取ってみるのもよかですよ!!