どうも。
愛のしもべ、覆面パンダ(@haikeifukumen)です。
実はパンダ夫婦、2019年の10月に息子が爆誕しました。
まだ生まれて3ヶ月なのですが、今回、色々と振り返ろうと思いまして、文章をしたためている次第なのですが、
いきなり育児の感想を言うと、
覆面パンダ
でした。
とはいえ、夫婦でなんとか乗り切れたおかけで絆もまた一つ深まった気がするし、もうなんか戦友って感じだし、スラムダンクの桜木花道と流川が全国大会の王者山王戦の最後に手をパァンってタッチしたあの名シーンばりにチームメイトっていうかソウルメイトみたいな感じにはなれた気がしました。
なのでとても得難く貴重な時間でした。(マジでキツかったけどね!)
ってなわけで、これから不肖、私パンダ旦那がつらつら出産前から最近までの育児を振り返っていきますので
覆面パンダ
ぼく、出産前に産後クライシスにビビる。
皆さんは産後クライシスという言葉を知ってますか?
産後クライシス(さんごクライシス)とは、出産後から2 – 3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象を指し、2012年にNHKが提唱した用語である。
「産後クライシス」は、さまざまな要因によって複合的に引き起こされる。ホルモンバランス、体調不良、子育てに対する不安、ライフスタイルの変化など、心身両面でのさまざまな原因によって引き起こされている。
産後クライシスのひとつの原因として、NHKのスタッフからは、出産後の妻が、子育てや家事への夫の関与について、強く不満を抱くことになりやすいことが指摘された。
引用:wikipedia
上記のようにNHKでかつて取り上げられた番組で提唱された言葉なのですが、理由含めて超ざっくりいうと産後の育児に関する要因で夫婦仲が悪くなってしまうという恐ろしいことこの上ない現象なんですね。
当時、嫁が妊娠中、色々調べていたらふと出てきた単語だったんです。
正直、人それぞれというか夫婦によるでしょ、
とは思ってますが、
周りの先輩ママさんや親戚の話を聞く限り、産後に育児をサポートしなかった旦那さんに対してほとんどの人が不平、不満を覚えていて、中には一生忘れない恨み、として記憶にとどめている人もいるレベルだったので、あながち間違いではないのかなとも思ってまんもす。(しかも何が怖いかって、これらの不平・不満を旦那さんに言わずに心に溜めている方が多かった)
戦慄…嫁の出産時のダメージが半端ねえ…!ことを知る
さらに色々調べるとどうやら実は女性は出産後全治1ヶ月レベルのダメージを負っている状態らしく、そこから1~2ヶ月かけて母体を回復させていく(その期間を産褥期と言う)ということを知り、戦慄しました。
全治1ヶ月って相当なダメージじゃん…と驚愕しつつ、さらにそんなボロボロの状態からすぐにいきなり育児が始まって、さらに身体を休める暇なく寝ずに母乳あげたり赤ちゃんの世話をするというブラックなハードワーク…
これ相当キツクない??
だってこれ、自分に当てはめると、ある日車に轢かれて全治1ヶ月の状態になったけど、次の日から休めない鬼の仕事が入り、しかもクライアントに自分の乳首からミルクをあげつつ、さらにクライアントから朝夜関係なく電話で「おぎゃあああああ」と意思疎通できないクレームがくるというハードワークを3ヶ月くらいやっている
ってことですよね。
これでもし、嫁さんが気にもしてくれないとかだったら、確かに不満どころか、「あああああ!メガンテ!メガンテ!!!」ってなるなと思いました。
ってなわけで、嫁の愛情ゲージが下がるのは嫌だったので、「産後すぐにどれだけ奥さんをサポートできるかが愛情パラメータを下げずにすむ重要ポイント」だと僕は思ったので、どんなに忙しくとも最初の産褥期、そして生後3ヶ月まではマジのガチの全力サポートや!と出産前から僕は息巻いていたんですね。
育児はチームで当たるんや!
じゃあサポートって何するんだって話ですが、とにかくそもそもの考えをまず変えました。
上記の産後の大変さを事前に調べてたなかで、これ調べれば調べるほど、「これ育児ってうちの嫁が1人でやるのって無☆理じゃん。」って感じるようになりました。
ってなわけで旦那が育児を「手伝う」って発想ではなく、夫婦でチームを組んで2人で育児をするって考えになってました。
覆面パンダ
そして嫁の出産、息子爆誕…!!
9月に嫁が切迫早産になりかけ、緊急入院したりと出産前からかなりバタバタしましたが、無事、10月に息子が爆誕…!!
しかし、その際に帝王切開には至りませんでしたが、当初予定されていた息子の大きさより実際の大きさのほうがだいぶデカかった為、「会陰切開」なるものをしたことで20針縫うことになったりとそこそこ色々ありました。
僕はと言うとそばで嫁の出産を応援プラス人手が足りなかったので血を拭いたり足を持ってあげたりと間近で出産シーンを見ていました。
「おぎゃあああああっはあああ!」と子供が産まれた時の感動は今でも忘れません。
ただただ、命を懸けてくれた子供を産んでくれた嫁には感謝してもしたりないです。
僕は甘く見ていた…!育児という激動の仕事を…!!
さて、出産が終わり、嫁の退院&息子の退院がすみやっと我が家で育児が始まりました。
うちはそもそもで嫁が里帰りする場所がなかったので、退院してすぐ自分たちで子育てを開始してました。
ここから夫婦でチーム一丸となり、
覆面パンダ
とか息巻いていた僕なのですが
育児の大変さは僕の想像をはるかに超えていました…!!
特に産褥期(1ヶ月め〜2ヶ月)は夫婦ともに最強にキツかった…
産まれたばかりのころ、うちの息子はなぜか呼吸を忘れてしまうことがあるというおっちょこちょいで何度か病院の保育器の中で看護師さんの監視のもと育てられた時期もあった背景もあり、とにかく家でも、きちんと呼吸して寝ているかと心配でした。
なので熟睡できず、常に半分起きている感じで赤ちゃんの様子を夫婦で見ていました。
ただでさえ夫婦ともに不慣れな育児、さらには赤ちゃんと言う新しい命を守って育てなければいけないというプレッシャーは僕ら夫婦、特に嫁の精神に多大な負担をかけました。
あとは、地味にきつかったのが定期的なミルクや原因不明の夜泣き
赤ちゃんにミルクをあげたりオムツを代えるという作業、それ自体はできますが、3時間ごとにミルクをあげなければいけなかったので、今まで当たり前に寝ることができた深夜の時間帯も関係なく赤ちゃんは泣くので、それを毎日対応することは僕ら夫婦にとってはマジできつかったです。(甘えんな!って言わないで)
また、先輩方から「夜泣きは大変だぞー!」と言われていて、ある程度覚悟・想定していましたが、実際に体験するのとでは大違いでした。
深夜、さっきまでスヤスヤ寝ていたと思えば突如いきなりギャン泣き、とにかく原因を突き止めるためにあの手この手のトライ&エラーを繰り返すのですが、大音量のベビーボイスは精神的疲労Max…!!!
さらにこの時期、
- 20針縫ったところの縫合があんまり上手くできなかったための激痛と睡眠不足からくる精神的・肉体的疲労により嫁のダウン
- 同時期に身内の不幸があったためそちらの対応
- まさかの出産から1ヶ月ほどで嫁に生理がくる
などなどの夫婦ともに予想外☆デスのこともあり、「睡眠時間?なにそれ美味しいの?」が当たり前、この時期は互いのHPが2/100状態だったのを覚えています。
さすがにこれはフルで育児やほかのサポートに入らないとマジでやばかったので、会社に交渉し、その時期は一週間、自宅業務に無理を言って変更してもらったり、両家の親にヘルプに入ってもらうなど、多くの方にご迷惑をおかけし、力を貸してもらいました。
正直この時期はあんまり記憶がないですが、とにかく必死だったような気がします。
本当に感謝してもしたりないです。
産褥期(1~2ヶ月め)は何をして乗り切ったか、こんな感じのことしてました。
①とにかく常に嫁と話し合う時間を作る
基本的には僕も仕事しながらなので、
何をしてくれたら嫁が助かる?(本人もわかってない場合があるので都度アップデートする)
をベースに話し合いました。
家事などもやったりしましたが、そこの領域に関しては専業主婦だった嫁の方が当然上なので、下手にやることで嫁が細かいところが気になっちゃって逆効果だったり、体調・精神状況によってお願いしたいことが変わるなどがあるので、何を僕が対応したら助かるかを常に確認・話しました。
また、完全母乳で育てるかミルクと混合にするのか、それとも完全にミルクにするのかも話しました。
もともと嫁が母乳が出にくい部分もあり、それが精神的負担にちょっとなってた&僕でも対応できるようにするために、僕らは完全母乳ではなく、母乳2割ミルク8割でGO。
ミルクを8割にしたおかげで嫁の負担や夫婦の睡眠時間も3時間ごとにできるなど確保できました。
②嫁の代わりができるようにする。
嫁が倒れたら育児ができなくなる、という状況は僕は嫌だったので、基本は代わりが務まるようにオムツ・ミルク・お風呂・寝かしつけも全て嫁と一緒にやってみました。(僕の上手い下手は置いておいてね!)
色々と二人で学びながらやっていたおかげで、後述の3時間交代のシフト制の際に短時間ですがワンオペで対処する心構えはついていたかと思います。
③シフト制を導入したり色々と試行錯誤
とりあえず僕が産褥期(1~2ヶ月)にやったことを列挙しておくと
- シフト制を導入。平日は嫁の睡眠時間3〜4時間を確保のため21時〜1時は僕が対応し、嫁には寝室で寝てもらうなど。
- 洗濯、掃除、皿洗い対応(できないときもあったけど…)
- 赤ちゃんのお風呂対応
- 基本毎日、「子育てありがとうね、さすが嫁ちゃん!」とを感謝を伝える
- 精神的にキツくなったら愚痴、弱音はすぐにチャットしてもらう
- たまに嫁の肩揉む
- 土日は朝から晩まで基本一緒に育児やる(平日も極力対応)
- 嫁に「好き」と言う。
- 料理が僕はできないので、嫁の体調がきついときは買ってくる。
- 楽できそうな便利アイテムがあれば買うかレンタルする
などなどとにかく色々やった気がしマンモス。
まとめ
とまぁ、こんな感じでなんとか乗り切ったのですが、正直な感想を述べると、
育児をなめていた…マジでキツかったです。
嫁と2人がかりでもマジで、マジでキツかったっす。
改めて、命を育てていくという育児の大変さを思い知りました。
とはいえ今回の経験を通して、育児を乗り切ったおかげで夫婦の絆がまたひとつ深まった気がします。
さらに言うと、やっぱりキツくとも赤ちゃんの成長を間近で見れる楽しさと、赤ちゃんが笑うとその純度100%の笑顔で心の疲れが吹っ飛ぶのは得難い経験でした。
赤ちゃんの笑顔、マジで卑怯だなと思います。
とにもかくにもたった3ヶ月の育児ですが、僕自身も育児スキルが向上したので、今後もマイサンをたくさん愛していこうと思いやす。
今後も産後クライシスを迎えないように夫婦でチームになって育児やっていくぜ★
わっほー!!