親孝行は母の味を再現?!パンダ嫁、涙涙の巻

 

どーも!

最近【クッキングパパ】にハマりすぎているパンダ嫁(@haikeifukumen)です!!

 

 

今日は私パンダ嫁が親孝行について書いていこうと思います。

ちょっと真面目かも?(笑)
興味ない方はごめんなさい(´ω`;)

 

親孝行。きっかけは父の一言。

 

「かーちゃんの作った餃子食いたいなぁ」

 

その一言がきっかけで、私の親孝行が始まりました。

 

パンダ嫁

皆さんが思い浮かぶ親孝行ってなんですか?

 

手伝いをする、プレゼントを買う、ご飯をごちそうする、家にお金を入れるなどなど、年齢や性別によってほんとに様々だと思うんです。

 

私の場合は料理で親孝行。

 

私の母は私が中学三年生の頃、38歳で他界しました。乳がんでした。

 

私が幼い頃から入院や通院で大変だった母。

そんな母の口癖は・・・

「お母さんが死んだらどうするの?」

 

当時は乳癌という病気がどれだけ大変か。
どんな病気か理解しておらず、

『治るでしょ?死ぬわけないじゃん。』

そう思っていたので、お母さんが死んだらどうするの?なんて言葉を言うお母さんはおかしい!ぐらいに思っていたんです。

 

でも、今考えると母は病状をある程度把握していて、自分がいなくなってもきちんと私達が自立できるようにという意味を込めて叱ってくれたんだなって。

 

幼い私たちに家事を1から教えてくれたのも母。

洗濯、掃除、アイロンがけ、裁縫。
本当に1からです。2つ上の兄と亡くなる数ヶ月前まで教わっていました。

 

『なんで部活後に洗濯物なんか!なんで塾があるのに夕飯なんか!』

文句をずーっといいながらやっていましたが、今思うと結婚して家事に苦労しなかったのはこの時母が教えてくれていたからだと深く感謝しました。

 

特に厳しく教えられたのは「料理」

 

母はとても料理が上手で当時クックパッドなんて便利なものはなかったから、
料理本買ったり、郁恵井森のお料理バンバンみたり、すごい研究熱心で。

突然そば打ち始めたり、もちつきはじめたり、クッキー作ったりとにかく色んな料理に挑戦していました。

 

材料一つ切るのも、味付けも、全部細かく教えてくれて何回も味見をさせられ

『これだから!この味だからね!』

と時に優しく時に厳しく教えてくれました。

 

 

「母の味」を再現できずにいた日々。

 

母が亡くなり母の味を再現できずにいた日々。

作りたくない。作ったら過去になってしまう。そして涙が止まらないから。
そんな理由から母の味を再現することから遠ざけていました。

 

しかし結婚しある日父に言われた、

「かーちゃんの餃子が食べたい」

 

父のためにできる親孝行はコレだ!と思ったんです。

 

親孝行ってなんだろ。なんなら喜ぶんだろう?ってよく考えていたけど、私には料理の再現なんだと。

きっとお母さんはこの日の為に私に料理を教えてくれたんじゃないかと。
そして母の死を受け入れられるようになった今だからこそ作れるんだと。

 

作ってみる。涙。

 

 

母から教わったレシピを思い出しながら携帯のメモに書き出して再現しました。

お母さんに包み方が下手って怒られながら餃子包んだなーとか、
みじん切りがあまいって怒られたなって思い出しながら涙涙で作っていました。

そして後日、餃子の他にも母が幼い私たちによく作ってくれた大好物のマカロニサラダやかた焼きそば、サンドウィッチなどにも挑戦しました。

 

餃子、マカロニサラダ、あんかけかた焼きそば、サンドウィッチは特に美味しくて家族みんな好きだったんです。
思い出すのに時間もかからず、作っていくうちに手が勝手に動くものなんですね。
自分でもビックリしました。

 

味は…

 

 

 

 

 

 

「かーちゃんの味だ。ありがとう。」

 

父からその言葉を聞いて電話を切った後、泣いてしまいました。号泣。

祖母は「近くで見て習ってちゃんと今まで覚えていたんだね」と。

 

パンダ嫁

うん。覚えてた。すごいね。

 

兄もサンドウィッチを見てすぐ食べたい!と言ってくれたそうです。

 

 

いつも私のことを気にかけてかまってくれる父は母を亡くしてからほんとに寂しかったと思う。
これを食べたことで思い出してしまったかもしれない。

でも笑顔で母の話が出来て美味しいねって言える今があるのは、
本当に母のおかげです。

パンダ嫁

お母さん聞こえますか?本当にありがとう。今元気でいられるのはお母さんのおかげやで。

 

繋げたいこの味。

 

生意気にも親孝行なんて言ってますが、
まだまだ感謝しきれませんし、
もっともっと色んな母の味を再現して父や兄を喜ばせたい。

そして我が子に繋げたい。この味を。

 

 

富山みれい 『Missing You』

 

 

この歌を最近よく聞いています。

PVを見ると泣いてしまうので曲だけ聞いていますが、私が幼い頃感じていたことそのまま歌詞になっているようで共感できました。

もしよかったら聞いてみてください。

 

まとめ

 

親孝行には色んな種類があると思います。

私のように料理を作ることでも親孝行はできるんですよね。

お金で何かしてあげよう!と考えていたけれどそうではなかった。

母の味を再現し食べながら母との思い出話をすることがパンダ嫁家にとって何より親孝行ではないかと思いました。

そしていつか私の子供にこれがおばあちゃんの味だよと伝える日がくることが楽しみにもなりました。

皆さんはどんな親孝行してますか??