【結末で心が震えた】映画「君の名は」の感想&あらすじ【ネタバレあり】

 

どうも!最近嫁とやたらマインクラフトをやっている覆面パンダ(@haikeifukumen)です!

本日、新海誠監督の話題作「君の名は。」を見てきました。

 

いや~正直、ここ最近で一番の面白さだったかもですね。

 

嫁からこの映画絶対面白いよ!!とPVを見せられたのがきっかけだったのですが、PVをみて僕もかなり「こいつぁ何かがおきそうだぜ!」と感じたので、見に行くことに。

 

映画を見てきた感想をまず述べると、いい意味で予想を裏切られました!!

ただの男女入れ替わり恋愛系映画かと思いきや、まさかのSF要素も含んだ映画だったとは…。

実際映画を見終わった後、周りの観客の方も「これは予想外だったわ~」って言っていたので、皆さんも随分と予想を裏切られたご様子で…!

 

興奮がすごかったので、今回は感想をふくめ、あらすじなどを紹介していこうと思います。

[aside type=”warning”]※ネタバレを含みますので、NGな方は高速で離脱して頂けると助かります!それでもかまわん!!という剛の者はスクロールしていってください![/box]

 

前半のあらすじと登場人物

舞台は千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控え、盛り上がる日本。

主人公は2人の男女。

日々、友人たちと放課後カフェに行ったりして楽しく過ごしたりイタリアンレストランでバイトし、同僚の奥寺先輩へひそかに好意を寄せている。
そんなオシャんティーな東京の都心に暮らす男子高校生の「立花瀧(タキ)」くん。

一方、

「糸守町」という山深い田舎町に小学生の妹、祖母と3人暮らしで住み、家系の神社の風習や、小さく狭い田舎の町を嘆き、東京の華やかな生活に憧れを抱いている。

そんな女子高生の「宮永三葉(ミツハ)」ちゃん。

この二人がある朝目覚めると、自分が見知らぬ田舎の女子高生、東京の高校生にそれぞれなってしまうのです。

ミツハは念願の東京の街並みに歓喜し、タキは知らない山奥の田舎に困惑。

お互い夢だと思い、次の日を迎えるが、しかし、周りの人からは明らかに自分の知らない記憶と出来事があり不信がられている。

不定期に繰り返されるこの不思議な現象のなかで、いつしか二人は気づきます。

「俺&私たち、入れ替わっている!?」

週に2~3回は朝目覚めると入れ替わるその生活に戸惑いながらも、何とか順応する二人。

お互いのスマホに、入れ替わったらその日に何があったのか日記をつける、ルールを書いておくなど記録を残し、時には励ましたり時には喧嘩したり時には相手の環境を楽しんだり(主にミツハが)、何とか乗り切っていきます。

入れ替わりはある日突然に起こらなくなり

段々と入れ替わり生活に慣れてきたころ、タキが恋心を抱く超絶美人なバイトの同僚である奥寺先輩に対し、ミツハが気を利かせて入れ替わっている最中にデートの約束を取り付けてあげます。

当日朝にその事実を知ってテンパりまくるタキ。

なんとかデートには行ったものの、終始照れて会話が続かない。

帰り際、奥寺先輩からこう指摘されます。

「瀧君は昔は私のこと好きだったと思うんだけど、今は別の人が好きだよね?」

タキは否定しますが、ひどく狼狽してしまいます。

とにかく散々だった結果をミツハに伝えようと、初めてミツハの携帯に電話をかけるのですがつながらず。

ミツハはというと、ちょうどその日が彗星接近の当日なので田舎の町のお祭りでそれを見ていました。

そしてこの時から、二人の入れ替わりは起こらなくなります。

 

そして後半、物語は動き出す。

ここから様々な事実が明らかになり、物語は一気に加速していきます。

明らかになる入れ替わりの真実

一切連絡も取れず、入れ替わりもなくなったことでミツハのことが気になっていたタキは、自分の記憶を頼りに、ミツハに直接会いに行くことを決意します。

なぜかついてきた高校の同級生と奥寺先輩とともに、自分が書いた風景のスケッチを片手にミツハが住んでいた田舎の糸守町の場所を突き止めます。

しかし、そこで衝撃の事実が明らかになります。

なんと糸守町は3年前の彗星の落下災害によって壊滅していたのでした。

事実を呑み込めないタキは、その地元の図書館で500人以上も亡くなった当時の彗星の落下災害を調べますが、犠牲者名簿の中にミツハの名前を見つけ愕然としてしまいます。

そう、ふたりの入れ替わりは同じ時間の中ではなかったのです。

時を超えてタキは3年前のミツハと入れ替わっていたのでした。

 

もう一度時を超えて入れ替わる

糸守町が壊滅し、ミツハが亡くなっていた事実を知り、混乱するタキ。

「そんな馬鹿な」とスマホを見るのですが、なんとミツハとやり取りしていた日記が、タイミングを計ったかのように次々とスマホから消えていきます。

その日は、糸守町の近くの旅館に同級生と奥寺先輩と宿泊することに。

部屋でさらに資料を調べるタキなのですが、彼の記憶からも少しづつ、ミツハの存在が消えていくのです。

自分は誰を探しに来たのか?その人はなんという名前だったのか?

記憶が混乱しつつも、糸守町の落下災害のことが心から離れない。

糸守町の地図を見ているうちに、自分が入れ替わっている時にミツハの祖母と妹と一緒に口噛み酒(くちかみさけ)を奉納しに行った糸守町の山の上にあるご神体の存在を思い出します。

ご神体のある場所は「あの世」とも呼ばれていると祖母が言っているのを思い出し、彼は次の日一人でそこに向かいます。

なんとかご神体にたどり着いたタキは、そこに3年前からおいてあった口噛み酒を見つけ、改めて入れ替わりが夢ではなかったことを確信するのです。

ミツハの作った口噛み酒を飲んだタキは足を滑らせ仰向けに転倒。

その瞬間、ミツハの断片的な記憶が流れ込んできます。

彗星が落下する当日の出来事も。

そして彼が目が覚めると、彗星落下の当日の朝のミツハと入れ替わっていました。

 

未来を変えるための、町民避難計画

ミツハになったタキは町民を避難させるため、ミツハの幼なじみのさやちんとテッシーの力を借り、町民を高校に避難させる計画を始めます。

町の変電所を土建屋の息子のテッシーに爆破してもらい町を停電させ、さやちんには村の放送をジャックして避難放送を流してもらう作戦です。

ミツハになった自分は、町長であるミツハの父親に公式な避難誘導をしてもらうように頼み込みにいきますが、失敗。

そうこうしているうちに彗星の落下する夜が刻一刻と近づいていきます。

 

迫る彗星落下の時

そんな中、タキの身体でミツハが目を覚まします。

目が覚め、ご神体の外にでるミツハは山の上から壊滅した糸守町を見て、愕然。

そしてそこで自分は彗星が落下した日、死んだのではないかと直感します。

その頃、避難計画を進める中でタキはご神体のある山にミツハの気配を感じ、ご神体のある山に向かいます。

そんな中、実は3年前に二人は会っていたという記憶が蘇ります。

3年前、なんとミツハはタキが奥寺先輩とデートするであろう当日、東京に行っていたのです。自分もタキのことが気になっていたミツハは一目タキに会いたくて糸守町から、東京まで向かっていました。

偶然にも電車内でタキを見つけたミツハですが、3年後のタキと入れ替わっていたことを知らないミツハは声をかけます。

3年前のタキはミツハを知らないため声をかけても「誰だお前?」と反応します。失意の中、自分の髪留めを渡し、彼女は糸守町に帰りその日彗星の落下災害に見舞われるのでした。

そしてタキはご神体のある山頂につくと、お互いの姿は見えないですが二人は互いを呼びあいながら探しあいます。

ついに二人は出会う

そしてカタワレ時(夕暮れ時)が訪れると、突然お互いの姿が現れついに時を超えて二人は出会うのです。

この時、入れ替わりはなくなりお互いの元の身体にもどり名前を呼びあう二人。

彗星落下前の避難計画のことをミツハに話しつつ、3年前にもらったミツハの組紐を返すタキ。

お互いのことを忘れないように、手に名前を書こうとした瞬間カタワレ時が終わり、二人の姿は見えなくなります。

そして、お互いに相手の名前がわからなくなってしまうのです。それでもミツハは町民を避難させるために避難計画を引き継ぎ奮闘します。

途中彼女も危険に見舞われますが、右手に書かれた誰が書いたかわからない「すきだ」という文字を心の頼りになんとか力をふり絞ります。

そして彗星はついに糸守町に落下してしまいます。

心が震えた結末

山頂で目覚めたタキはなぜ自分がここに来たのか覚えておらず、ただ心の悲しみとともに下山します。

時は過ぎ、時代は彗星落下災害から8年後。

タキは就活に明け暮れ、東京で忙しい日々を送る毎日。過去の記憶も忘れつつ、彼はずっと「何かを、誰かを探している気がする」と心の中で思いながら漫然と過ごしていました。

そんなある日、電車の中で彼は反対の電車のドアに映る女性と目が合います。

お互いに驚いたリアクションをする二人。

彼はすぐに電車を降りると、その女性も降り、お互い街の中で探しあいます。

そしてついに、二人は出会います。

お互いに名前は思い出せないけれど、涙が止まらない二人。

「君の名前は…?」

と問いかけるシーンで終わります。

 

まとめ

とにかく予想をいい意味で裏切られました。

ただの入れ替わり系のドタバタ青春恋愛映画と思いきや、まさかのタイムトラベル要素も入ったSF恋愛系だったとは。

正直めちゃくちゃ面白かったですね。

僕の心をここまでトゥクントゥクンさせた映画は久しぶりです。

前半のテンポのいいコミカルな日常から、一気に後半の息もつかせぬ展開とスピード感はとにかく魅入るの一言。

しかも前半にちりばめられたキャラクターの設定や伏線が後半にすべて絡み合っているのが本当に見事としか言いようがないです。

  • 千年ぶりの彗星の来訪もよくよく考えてみたらミツハの田舎の時しか表現されていなかったこと
  • 最初の国語の先生が言っていた黄昏時の糸守町の方言であるカタワレ時(夕暮れ時)の意味
  • ミツハの家系の巫女さんが作る、「組紐」や「口噛み酒」など

 

脚本もかなり作りこまれているんだな~、新海さんすげーや!好!!と一人感動してます。

 

劇中で流れるRADWIMPSのすべての曲が世界観にあっていて最高でした。

カラオケに行こうと思います。

 

本当にいい作品でした。今も夫婦そろって「君の名は?」とずっと問いかけあっているぐらい心に刺さります。

 

普段あまり映画に魅入らない嫁が

もう一回見に行きたい!! I’ll be back!!

と言っていたのでガチで面白かったのでしょう。

 

公式サイトにも載っているように、「この夏、日本中が恋をする」の触れ込みはガチですね。

僕も改めて恋しました。

 

それではバイチャ!!

 

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